※おいしいゴハンを炊くには……
  ・始めの水はすぐに取り替えよう。
  ・洗いすぎに注意。



■ごはんは優良食品

誤解その1「ごはんは太る」はまったく根拠がありません。
ごはんはパンに較べても低カロリーで低脂肪。小麦のように粉食でデンプンを摂るのと、米のように粒食で摂るのとでは粉食の方が消化が早いためインシュリンの分泌刺激性が強く、脂肪が蓄積されやすいと言われます。

誤解その2「ごはんは頭が悪くなる」は、むしろその反対。
脳の活動エネルギー源は主にブドウ糖です。米のデンプンは消化されるとすぐにブドウ糖に変化し、しかも腹もちがいいので脳の働きが良くなります。

誤解その3「ごはんは高血圧になる」は副菜の塩分が原因。
ごはんには血圧を高める成分はありません。高血圧予防にはまず、塩分を控えることと、柔軟な血管を造るのが有効。ごはんといっしょに魚や貝、大豆などの優良タンパク質を。

誤解その4「欧米型の食事が立派な体を造る」は若い間だけ。
欧米ではパンとチーズと肉を一生を通じて食べ続けます。和食の優秀さは、食材のバランスの幅がたいへん広いこと。育ち盛りには良質のタンパク質が体を作りますが、高脂肪高エネルギー食はむしろ急激な老化を引きおこすともいわれます。